10月7日(日)時点でアメリカ10年国債(長期国債)の利回りが上昇しました。
この事から株式市場の強気相場の雲行きが怪しく、疑問符がつきはじめております。
1年を通して投資活動に勤しんできましたが、株式以外にはあまり知識が無かったので、そもそも国債って何よ?から勉強し直してみました。
そもそも国債って何よ?
国債⇒国庫債権の略称で、国が発行しております。
債権とは、資金調達を目的として投資家へ発行される借用書の事です。
つまり国債を買うという事は、国に自分のお金を貸すという事となります。
国債には予め満期と利率が決められておりますので、投資家目線から見ると管理・買う入れ計画が立てやすいのです。
国債の金利が上がるということは?
では、今回のアメリカ長期国債の金利が上がるということは何を意味するのでしょうか?
アメリカ国債はムーディーズ格付けランクで『Aaa』を付加されています。因みに日本は『A』ですので、当然我が国である日本よりもアメリカは信用リスクが低い国といえますね。
そんな低リスク国『アメリカ』の長期国債金利が上昇するということは、=元本リスクの高い株式市場から資金が国債へ流入する→株式市場全体の取引高が低下する為、全体の株価・各指標が下落するのでは?といった懸念材料へ結び付くのです。
現在の金利水準
10月1日時点で3.1%であったのに比較して、7日時点では3.2%に上昇しております。
たったのコンマ1%と思うかもしれませんが、国債の金利が上昇することは日々の株価と違って、そうはあり得ない事柄です。
現在は3.2%ですが、市場関係社の間では3.5%がターニングポイントで、3.5%を突破すると株式市場に影響を及ぼすと多くは予想しております。
原因は何か?
国債は様々な事柄が複雑に関係してきます。一概にこれが主原因!といった事柄を特定するのは困難ですが、世の中のトレンド・投資家の動向がリスク資産(株式)⇒安定資産(国債)へ移りつつあるといった事がファクターの一つとして挙げられるのではないでしょうか。
私達はどうすべきか?
結論から申し上げますと、私も含めた長期投資家は何かすべきではありません。
というか、何も出来ないというのが正しい言い方かな?と思います。
長期投資家は目先の株価推移で値動きするようなリスクに富んだ銘柄を選んでおりません。未来の10数年後を見通して今を投資に励んでいるのです。
地道に配当金を再配当投資し続け、種株を増やせばいいのです。
敢えてする事を挙げるとすれば、『注視すること』くらいでしょうか。
日々のニュースを自分なりに深堀して考察してみる、が未来の投資へ活きていく筈です。