皆さんがお住みの街にも必ず店舗を構えているのではないでしょうか。
そう、スターバックスです。
今回はスタバについて、株式投資の観点から紐解いてみたいと思います。
スターバックスという企業
スターバックス(SBUX)は日本人ならほぼ誰でも知っている会社ですね。
通称『スタバ』の相性で親しまれております。
アメリカ・ヨーロッパ諸国をはじめ、アジア圏でも事業展開している一大企業です。
【売上高】
1年間のAnnual reportによれば、着実に右肩上がりで成長を続けております。
2017年度に入って、売上高の成長比率は落ちましたが、売上高は右肩上がりで推移し続けておりますね。
【バランスシート】
売上高が増えるに従い、負債も着実に増加しています。
その中でも総資産を確実に増やし続けている点が読み取れます。
株価の推移
2015年までは右肩上がりで順調に成長してきましたが、2015年後半に入り株価の伸び率が鈍化しました。
成長→成熟への転換期だったのでしょうか。
現状は成長企業というよりも、循環・成熟株の色が濃く反映されております。
【直近6ヶ月間における株価推移】
チャートはS&P500と比較した直近6ヶ月間の株価推移です。
2018年7月頃に起きた急落を気にジリジリと株価を取り戻しつつあります。
急落の原因は、急落の前に2019年までにアメリカ国内の150店舗を閉鎖すると発表、モルガンスタンレーが投資判断を『オーバーウェイト』→『イコールウェイト』へ格下げした事が主原因です。
配当性向はどうか
長期投資における配当性向についてみていきましょう。
百聞は一見に如かず、Nasdaqのデータ表から紐解いていきましょう。
2012年のデータから見てみると、配当金は$0.17/1株→$0.36/1株へ増加しております。企業の成長へ合わせて株主へ還元している姿勢が表から汲み取れます。
コカ・コーラやAT&Tの様な大型配当では有りませんが、スターバックスは間違いなく100年後も生存している企業です。
ハイテク株が売られ、相場が乱れがちな時にこういった飲食セクターの銘柄は真価を発揮します。
人々の営みに欠かせない食事・飲料関係は株価が大きく変動しない変わりに抜群の安定感と着実な配当金を株主へもたらします。
但し、そういった時は株価が割高な傾向にありますので、買増には慎重になった方が良いと思料します。
割安な時・下落している時に仕入れておきたい銘柄のひとつではないでしょうか。