幼少期から親に『貯金しなさい!』と言われながら育ちました。
でも、そもそも何で親は口酸っぱく『貯金しなさい!』しか言わなかったのでしょうか?
親心や老婆心から?貯金する事で人生の設計図が描けたから?
疑問に思う方もいると思います。
親世代と現役世代とで異なる感覚などを紐解いていきましょう。
定期預金の金利が現代とは比べものにならない程高かった?
2018年現在、都市銀行の定期預金金利は以下の水準です。
※定期預金金利、預金額:¥3,000,000未満~¥10,000,000万以上の間とした場合
- 三菱UFJ銀行:0.010%
- 三井住友銀行:0.010%
- みずほ銀行 :0.010%
- りそな銀行 :0.010%
仮に¥100,000,000を預けたとしても、金利に変動は有りません…
預入期間も1ヶ月~5年と選択しても変わらず、長く預ける契約をしても金利に変動は一切有りません。
具体的に計算すると、¥1,000,000を1年預入したとした場合、復興所得特別税20.315%を控除(税引き)すると、¥79しか儲かりません。
1980年代、私の親世代が現役で働いていた頃は7%前後の金利が当たり前でした。
¥1,000,000を1年預入した場合、税引き後でなんと¥55,779儲かりました!
なんだか羨ましい限りです。
そんな頃を当たり前に過ごした親世代は、子供だった私達へ『貯金しなさい!』と一点張りの如く言う訳ですね。
現役世代の私達は他の方法で増やすしか方法が無い!
私達の様な現役で働く世代は、既に社会へ一歩踏み出した頃から悲壮感漂う世の中を過ごしてきております。
バブル後の大不況、ブラック企業、働いても賃金が上がらない、成果主義の導入…あげだしたらキリがない上、企業の内部留保・来年度は消費税の増税など話題にことが欠きません。
子供の頃の様に親の言う通り、せっせと貯金しても数円程度しか儲からず、時間外取引で普通預金をATMで引き出したら手数料¥108~¥210程で金利の儲け分はあっという間に水泡に帰します。
親の言っていた『貯金しなさい!』は投資を継続していると、『生活防衛資金を貯金し、それ以外の余ったお金(フロー)を投資へ回す事なんだろうなぁ』という解釈になっていくのではと考えております。
私の場合、投資・資産運用と家計簿でキャッシュフローをコントロールする事で、支出を減らし、利益を増加させる努力を行っております。
現在アメリカ株は空前の株高で沸いております。
今から株を始めるとしても高値掴みの可能性も有りますので、リセッションとなった後でも遅くはないと考えます。
他には、政府が推進する副業を始めてみる事もいいかもしれませんね。
いずれにしても、昭和の頃みたく、『貯金』を頑張って継続しても現代では絶対に報われません!!
自分にあった最適解をみつけ、資産を増やす努力を怠ってはいけない時代へ既に突入しているといった認識を持たねばなりませんね。