昨年12月に大暴落を起こしたアメリカ市場。
3ヶ月ほど前の事ですので、鮮明に覚えている方も多いのではないでしょうか。
その株価がここに来て上昇トレンドにて推移しています。
当方は毎朝株価と保有銘柄の評価損益をチェックするのですが、最近は毎朝上昇トレンドを維持したまま締めている事が多く、狐につままれた気分が抜けきりません。
市場における株価推移の裏側に垣間見える人間模様
市場で取引される銘柄の裏側には、一人ひとりの人間が介在している事を忘れてはいけません。
それには個人・機関投資家の強気・弱気トレンドが少なからず影響しているのです。
個々の気の持ち用を可視化し数値で表す事は中々難しいですが、代わりとなる様な指標が有ります。
それは有名な『VIX』です。 ※正式名称:CBOE Volatility Index
VIXは数値が高まると、暴落の様な悪いトレンドが迫っている事を読み取れます。
現状は数値が低い状況ですので、株式市場に対して大きな心理的リスクは存在していない、とも読み取れます。
因みに昨年12月末の大暴落時には、36を記録しました。
現在は12ですので、異常さが分かるのではないでしょうか。
但し、完全に信用出来ない点も有ります。
決して株価と連動する訳でもなく、暴落が始まった後に数値が上昇する事も有るからです。
まぁ、大雑把に言い換えると『天気予報みたいなもの』でしょうか。
天気予報はあくまで予報であって、最終的な判断は個人が行わなければ意味が有りません。
それと似た様なものだと思って、参考材料程度で投資へ活用すべきだと思っています。
今後の見通しについて
今後の見通しについて、WSJへは以下の様に記述されていました。
堅調な経済成長に戻ることで、昨年末に高まった懸念の壁を登り切れれば、市場に最大の恩恵が訪れるだろう。だが残念ながら経済指標は厳しい数字を示している。アトランタ地区連銀が発表する国内総生産(GDP)の推計値「GDPナウ」によると、1-3月期の米経済成長率は年率わずか0.2%にとどまる。また各種調査では中国、日本、ユーロ圏の鉱工業生産は減少しつつあるようだ。 引用元:WSJ
この3月を市場がどう値付けするかが肝だと当方は考えております。
上記の懸念材料を織り込んでもなお、株価が上昇トレンドを継続するのであれば大きな恩恵を享受出来ると思っております。
こればかりは予測困難なので、そうなった時の筋書きを予め描いておき備えるのが得策かと思います。
以前にVIXについて記述した事が有りますので、ご参考までに。
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