こんにちは、タケヨーです。
自身でも保有しているホームデポ(HD)が好決算につき、株価が大幅に上昇しました。
驚いたことに同社は経済活動が大幅に再開したにもかかわらず、消費者の熱意を維持しています。
コロナ禍のパンデミック中或いはロックダウン中等は巣ごもり需要で特需となりましたが、経済活動の再開となっても需要に陰りが現れていないと解釈出来ます。
上昇の要因は2021 Q3の好決算を受けてです。
最近の傾向としては、大型株は決算状況でもあまり動じないか大きく上昇する傾向に対し、小型株は決算が良くてもアナリスト予想に合致しないようであれば、即大きく下落している様な傾向が顕著です。(私の保有銘柄を含めての見解です)
下記チャートのように大きく上昇したことで、同社の株価は2021年にこれまでのところ約48%以上の上昇で推移しています。
また、今回の上昇を受けて、私自身の評価損益と比率が下記のように+100% Overとなりました。
Teslaや Squareのように、新興銘柄であれば大幅上昇してバガー達成となることは実感していましたし、同社の様な大型銘柄でこれだけの騰落率を記録出来るとは思ってもおらずです。
では、今回の株価上昇へ寄与した好決算の概要を振り返っていきましょう。
Q3の売上高増加は、アナリストも驚いた
2021 Q3の売上は、約368億ドルで約33億ドル増加しました。
収益の伸びはウォール街のアナリストが予想していたよりも良かったことを受けての株価上昇です。
アナリストは同社の売上高の伸びが大幅に鈍化すると予想していましたが、決算が公開されてみたところ全くの逆で、同社の売上高は四半期毎に回復力があることを証明した結果と捉えられます。
増加比率として、2020 Q3から9.8%の増加しています。
2021 Q3の純利益(earnings)は41億ドルで2020 Q3対比では+20.3%の増加です。
また、EPS(Diluted)は3.92ドル/1株当たりで、希薄化後1株当たりの利益は前年同期比より+23.3%増加しました。
CEOの発言内容
会長兼最高経営責任者(CEO)であるクレイグ・メネアは、以下のように述べています。
「最終的には、これが私たちが持続する住宅改善需要の高まりに対応することを可能にしたものです。私たちのチーム、そして私たちのサプライヤー、サプライチェーン、および輸送パートナーに心からの感謝を捧げたいと思います。」
また、CEOは消費者からの需要増加についても見解を語っていました。
- 住宅改修の需要は、引き続き堅調。
- プロの顧客(職人等)は引き続き、住宅改修のプロジェクトに従事しており、小売業として最高の買物体験を提供することに注力していきたい。
- プロの顧客(職人等)がDIYの顧客(一般消費者)を再び上回ったこと、大規模な住宅改修のプロジェクト需要が継続しているという証。
確かに、プロの職人向けは日本でも需要増加傾向にあります。
ワークマンや街中のホームセンターでもプロ向けの製品をしっかりと揃え、朝の開店時間も職人さんが現場へ向かう前の立ち寄りが可能な様に配慮されている店舗が見受けられますね。
現状ワクチン接種が増えるにつれてCOVID-19の脅威が減少しており、人々はパンデミックの初期段階で一時停止していた住宅改修のプロジェクトを開始していることから、同社の需要と優位性が伺えます。
2021 Q3決算でのキーポイント
- 2020年に報告された売上成長よりも、ほぼ10%ほどの高い売上成長を報告。
- プロの顧客(職人等)の好調な需要増加に伴う販売により、売上の勢いが増加。
- 同社の株価は、2021年中でこれまでのところ、48%以上の上昇を記録。
- 主に自社株買いのおかげで、キャッシュリターンは加速傾向。
今後の展望について考える
同社は、経済活動再開後であっても成長する同業界において市場シェアを獲得しています。
IT業界の様な一発逆転ホームランは存在しない業界ゆえ、必ずしも株価が急上昇するとは限りません。
しかし、数年にわたって株式を保有する投資家=長期投資家にとっては利益を生み出す良銘柄であるということが再認識出来ました。=ガチホ一択ということで間違い無いでしょう。