こんにちは、タケヨーです。
暗号通貨の動向、特にビットコインとイーサリアムについては自身も保有している事から、動向を特に気にして確認しています。
基本ロングポジションをキープですが、現状では値下がり続けている事から「ナンピン買い」を行っている状況です。
毎日値動きを見ていると慣れてきてしまうのが人間の癖で、ターニングポイントがどこだったのかすら忘れてしまっています。
ターニングポイントは、「テスラのビットコインでの決済可能〜停止報道」・「中国政府によるマイニングの禁止/規制」だと私は考えています。
一連の動きを受けて現状まで、ビットコインをはじめとした各種暗号通貨は乱高下を繰り広げており、とても「通貨」としての実用性は皆無となっているのが実情とも捉えています。
騰落率から見ると、やはり投機だった
下記のグラフ一覧は暗号通貨の中で騰落率が高かったトップ10です。
バイナンスを筆頭に、ビットコインまで騰落率があり得ない状況で最大値まで推移していました。
株式投資を行っていれば理解出来るでしょうが、+700%なんてあり得ない騰落率なので、明らかに「投機」でした。
ですが、「投機」とか「バブル」というのは当事者や当時の状況では気づきにくく、数ヶ月経って後になって気付けるのが定石です。
勿論私もご多分に漏れずの身でしたし、今でもロングポジションをキープなのでショート勢力の方達から見れば、アホな輩扱いでしょう。
パーセントと倍数の違いを改めて理解しておく必要が有る
株式投資や暗号通貨投資で良く用いられる単位は基本的に「パーセント」です。
全世界共通の値で、○○倍は日本語で表した単位ですね。
英語では1倍=Single・2倍=Double…といった様な具合で増えていきます。
では、100% = 何倍でしょう?
…1倍ですね。 100% = 1倍です。
私が勤める職場/ビジネス上でも、倍数とパーセントが混同して誤変換している大人が一定数います。
「弊社の売上は前年比:2倍増でした」→200%増加ですよ、暗号通貨かな?と資料を見ていて思ってしまう時が有ります。
どうやらその資料の作成者さんは、20%増加を伝えたかったらしいので、倍数で表すとしたら「0.2倍増」が正しい表記/変換となるでしょう。
これを踏まえて先程の暗号通貨騰落率トップ10を改めて見てみましょう。
バイナンスは+777.39% = 7.7倍増加ということになります。
恐ろしい騰落率ですね。
株式投資でもお目にかかれない騰落率です。
私自身の保有する米国株でもせいぜい+100%が良いところですし、許容出来る範囲と捉えています。
+100%でも企業やビジネスの規模によっては、充分に「投機扱い」になり得ます。
それを+700%とは…投機以外の何でも無いでしょう。
私の保有するビットコイン/イーサリアムはそれぞれ+92%/+168%と、上記の+100%を基準として比較した場合、「必ずしも投機」と捉えなくても良いと考えています。
よって、パーセントと○○倍を混同しない様にしておくことが改めて必要です。
小学生の算数レベルの話かもしれませんが、以外とすんなり答えられる大人が一定数いないのも事実です。
スナック菓子等のラベルへ明記されている「当社比:+30%を中身が増量しています」というような明記内容も、+30%というとお得感が一瞬有りますが、「+0.3掛け」ということなので、お得かどうか表示価格との兼ね合いによるとも思います。
※まぁ、中身だけ見れば枚数や製品数がちょっと多いのでお得かもしれませんが。
よって、スナック菓子ですら+30%増加が企業側の努力でしか成し得ないのだから、投資で+700%というのは「投機以外の何でも無い」と考えられると思っています。
少々暴論かも知れませんが、日常生活との乖離や価値を基準としておくことも個人投資家には大事な要素だと、私は考えています。
投資にだけ拘っていると視野狭窄に陥ります。
加えて価値観も乖離してしまうので、日常生活の価値観を大切にして一つの水準点として自身の中に設置しておきながら、投資と向き合うと良いでしょう。