こんにちは、タケヨーです。
当方、C3.aiを含めて他にニオ・エアビーエンドビー・ROOTといった新興名銘柄へ少額ですが投資しています。
ですが、上記4銘柄共に下降線を辿っており、苦戦を強いられています。
ここまで苦戦したケースに今まで相対したことが無かったので、辛酸を舐めている様な現状です。
投資はやはり難しい、これに尽きます。
上記の通り、C3aiとROOTに関しては、-50%超の含み損です。
もっと端的にお伝えすれば、「買った当時から価値が半分になった」ということです。
両親から幼少期〜青年期に掛けて教育された「株式投資は怖いもの」が具現化した良い?事例ですね。
C3aiをクローズアップ
今回はC3aiについて考えていきます。
株価が下がっている要因については、下記の3つが主に挙げられます。
- 決算状況・財務状況が良くない
- 風評被害
- 世間を(良い意味で)ざわつかせる様な商品を訴求・提案しきれていない
C3aiについて、②は現状該当しないと思っています。
③についてが弱いから、だと私は思っていますが、先ずは①について考察を巡らせていきましょう。
財務データは悪くないが、赤字が拡大している点については難色を示さざるを得ない
C3aiの2021年度Q3決算データをベースに、下記表へ主な指標・前年との比較・増減率についてまとめました。
- サブスクリプション=Saasについては、会社としては収益モデルが構築されつつある。コストも前年より削減出来ている。
- プロフェッショナルサービスの部分についてが奮っていない現状。コストも大幅に掛かっている。総じてコストが掛かっている割には儲かっていないという証拠と見受けられる。
- 総収入で13.81%の伸びを計上しても、総コストで12.05%の伸びを計上したのでは、儲けが少ないとも見てとれる。
- 総資産や資本については増加させられているが、累積赤字は前期よりも膨らんでいる。赤字を解消しないことにはいくら資本や資産を増やしたところで、相場からは「売り推奨」とみなされても仕方が無い。
下記に同社の株価推移を転載しておきます。
IPOにて公開買付の当時、$138を値付けしましたが今や価値が半減して$58.74(2021/05/06時点での終値)です。
このまま$50を割り込むのではないかとも風評が立っています。
今後も保有し続けるか
決算数値は決して悪い訳ではなく、新興銘柄であれば多少ガチャガチャした決算でも仕方無いと私は割り切っているつもりです。
現在保有する4銘柄にはいずれも私なりにストーリーを持って買付・保有しています。
- C3ai:GAFAの製品と連携といった様な後ろ盾を有しており、AIビジネスは今後益々需要が高まると期待。
- ABNB:コロナ禍が完全収束した暁には、旅行需要が爆発。その際、より手軽で適正価格な宿の需要が増加すると睨み、同社を保有し続ける。
- NIO:テスラを筆頭にEVは今後世界的な風潮になる。現状でも既になりつつあり、EV = 実現可能である的確な未来、を嫌でも肯定する必要が生じている。そのため、特に中国メーカーの同社は今後確実に伸びてくると期待。
- ROOT:上記のEVと同様、Fitechの分野を活用したビジネス=保険価格のAによる適正価格の算出が、今後伸びてくると期待。
但しこの中で、唯一しがらみや訴求力に対して障壁が高いと私が感じているのが「ROOT」です。
保険業界、同社の場合は日本でいうところの自動車賠償物責任保険の任意保険に該当します。
三井住友海上・東京海上日動・日本興亜損保…日本国内だけでも大手が業界を牛耳っており、新規参入はよほどの政治的圧力でも無い限りほぼ不可能です。
海外の保険について詳しくは調べきれていませんが、恐らく上記3社の様な大手が幅を利かせている業界でしょう。
保険業種とはそういったものです。
C3ai・ABNB・NIOについては手放すつもりは有りませんが、ROOTについてはそろそ限界かな?とも考え始めています。
それにしても新興銘柄というのは難しいですね。
暗号通貨の草コイン(マイナーなアルトコイン)やFXの高レバレッジ取引に通ずるものがあると、個人的には感じています。
(総じて投機の意味合いが近いです)
やはり思考停止してGAFAへ資産を投じた方が、なんだかんだ言ってパフォーマンスとリターンが良いのでしょうね。