こんにちは、タケヨーです。
私も顧客として利用しているネットフリックスですが、投資家としての側面を見るとどうも株価が伸びていない様子です。
過去〜現在までの1年間程度で括ってみても$600を超えた試しが皆無ですし、完全に$600以下での推移がトレンドラインを形成してしまっています。
同社は無配当銘柄ですので、投資家からすれば「配当が無いのだから右肩上がりで、上がり続けてもらわないと困る」というが本音のところではないでしょうか。
アマゾンやテスラの様に、強烈な話題性を打ち出す等して株価を永遠に(実際には永遠なんてありえないですが)右肩上がりとし続けることが営利企業の命題となっている、と私は思います。
競合先との差別化が見出しにくくなってきた
ビデオオンデマンドストリーミングビジネスについて、同社はそれ1本で成り立ってきました。
今でもそうですし、それ以外のコンテンツ例えば小売の様なビジネスモデルには手を出していません。
つまり、ビデオオンデマンドストリーミングビジネスが立ち行かなくなれば、それは会社の経営基盤を傾ける十分な要因と言えます。
競合のアマゾン(Prime Video)やディズニー(Disney +)・グーグル(Youtube)の様に、他部門を事業として抱えている傍らで取り組んでいる先とは大きな違いが同社には有るでしょうね。
また、上記3社とも株価はネットフリックスに比べて伸長しています。
下記はブルームバーグにて株価の伸長率を比較した図です。
オレンジ=ネットフリックス・青=ディズニー・赤=アマゾン・青=グーグルです。
1年間の推移で比較していますので、確かに競合3社と比較すると弱気の様に感じられます。
それにしても目をみはるのはディズニーでしょう。
ディズニーランドがコロナ禍で閉鎖及び運営縮小、Disney + も当初の思惑よりも大幅に契約数が増加等、やはりディズニーは恐ろしいですね。
新規有料会員数の獲得は鈍化
同社は新規有料会員数の獲得を非常に重要視しています。
2021年のQ1は600万人の増加として予想していましたが、結果444万人と市場予測を下回った結果となりました。
2020年Q1の700万人予想に対して1580万人増加は完全に特需で、コロナ禍のロックダウン= 巣ごもり需要によるものでした。
ですが、今回はそうもいかず…
年次での会員数増加推移をグラフで見ると、明らかに新規会員数の成長が鈍化しています。
競合に晒される同社にとってはビデオオンデマンドストリーミングしかなく、そのためにより魅力的なオリジナルコンテンツの拡充、配信権利の獲得、地域密着の人気コンテンツ獲得・配信がより重要になってくると感じています。
私も以前はHuluを契約していましたが、日テレ色が強くなってきたことも有り解約してしまいました。
同社はそういった部分に忖度無く、家族でどっぷりハマって視聴しています。
サービスは間違いなく良いと感じていますし、株価については一株主として是非トレンドラインの$600を超える様に期待したいです。
そのためにも同社の今後に期待していきたいですし、同社の株式を手放すつもりは有りません。
今後に期待したいと重ねて感じています。