こんにちは、タケヨーです。
東京都が2030年には脱ガソリン車を掲げ、トヨタ自動車のトヨタ社長は別の形で真っ向から否定している自動車業界関連の内容です。
自動車へは単に1台の利益だけではない、様々な商売・利権が複雑に絡んでいます。
実父は元本技研のライン工一筋・私も何だかんだ言って自動車業界&弟も同様・遠い親戚の義兄も自動車関連…直接・間接問わずなんと多いことか…
兎に角自動車関連はビジネスになり、雇用も生まれて、投資も行えます。
技術革新こそ目まぐるしく進化するものの、製造物責任の観点から保守的な自動車業界へ殴り込んできた会社…
テスラです。
センセーショナル過ぎます。
本題へ移る前に、何がそんなにセンセーショナルなのか私なりにお伝えさせて頂きます。
センセーショナルだと感じること一覧
- エンジン車は製造しておらず、全て電気自動車(EV)
- ディーラー網を引き上げた
- 高価格帯車両には無い、あっさり・スッキリとした内装
- インターネットで車両が購入出来る
一つずつ解説していきます。
1. エンジン車を製造しておらず、全て電気自動車(EV)
左から、Model S, 3, X, Y, Rです。
Model Sはセダンタイプ、3はSの廉価版、Xは SUVタイプ、Yは Xの廉価版で最新モデル、Rはロードスターなのでオープントップのスポーツカーです。
これらは全て電気自動車(EV)で、既存の他メーカーの様にレンジエクステンダー(REX)のガソリンエンジンは搭載せず、純粋に電気モーターと大容量バッテリーでのみ駆動します。
既存メーカーはレンジエクステンダーの選択が有りますが、Teslaにはそもそも設定自体が存在しません。
純粋にEVで勝負するあたりが保守的な自動車業界では異端児でも有り、黒船の様な恐ろしささえも感じます。
2. ディーラー網を引き上げた
下記リンク記事にも有るように、約1年半近く前にTeslaはディーラー網を廃止しました。
日本国内も同様で、東京・神奈川・愛知・大阪のみに実店舗が立地するのみです。
では、どうやって販売するか?
…4. インターネットで車両が購入出来るへ続きます。
3. 高価格帯車両には無い、あっさり・スッキリとした内装
4.へ映る前に、内装についても1つ語らせて下さい。
以下がTesla Model Sのインテリアです。
続いて同じ程度の価格で購入出来る、メルセデス・ベンツ S 400dの内装です。
メルセデス・ベンツの方は、伝統的で物理ボタンがしっかりと配置されていますね。
一方Teslaは、ステアリングに物理ボタンが有るだけで後はタッチパネル操作です。
同じ価格帯で俗に言う『高級車』の部類に位置するのに、大きく異なります。
このあたりの感性も、「高級車だからウォールナットを使わなくては」とか、「本皮シートにアルミ削り出しパネルでしょ」という様な伝統的な感性からかけ離れており、ここも異端児だと感じます。
4. インターネットで車両が購入出来る
これについてもセンセーショナルです。
ネット上で見積もりを試算はどこの自動車メーカーでも今では当たり前の様に出来ますが、最終的にはディーラー店舗へ赴いて試乗&営業さんの商品説明を受けて購入契約を店舗で結ぶスタイルです。
ですがTeslaは違います。
そもそもディーラー網を廃止したので、インターネット上で見積もり試算→そのままオーダー出来ます。
本当に車届くんかい?と思うかも知れませんが、本当に届くそうです。
しかも気に入らなかったらクーリングオフではないですが、返品も可能とイーロン・マスクが言っています。
ディーラーで新車返品となったら大問題です。
店長を通り超えて部門責任者がお詫びに行くレベルです。
業界用語で『バイバック=Buy back→買い戻し』と言います。
私がかつて勤めていたディーラーでも数度経験したことがあります。
大問題に発展して、担当営業の一存では収まらず部門責任者までが出向いて対応していました。
それくらい新車返品というのは、ディーラーにとっては有り得ない意味合いなのです。
Model SとTesla株を同じ金額だけ買った場合どうなったか?
ようやく本題へ移りますね。
今回の本題である『2012年に新車のTesla Model Sと同じ金額分だけTesla株を買っていたら、結果どうなったか?』です。
早速手っ取り早く、前提条件と結果について確認していきましょう。
Tesla Model S | Tesla stocks(11,390 Shares) | |
---|---|---|
2012/06/22 | $77,000 | $76,996 |
2020/12/01 | $31,000 | $6,660,416 |
2012/06/22にModel Sを新車で購入した場合、$77,000 = ¥8,000,000程度でしょう。
同じ金額分だけTesla株を購入した場合、当時のレートでいくと11,390株購入したとします。
そこから約8年の歳月を経過させた場合…
Model Sは$31,000→約半値ですね。
リセールバリュー:50%程度といったところでしょうか。
続いて株価はというと…$6,660,416!!!
約86倍です!
サービスを買うより資産=株を買おう
サービスを購入して生活の質や効率を向上させるのも良いですが、私は資産を購入して、持ち続けるほうが良いと感じています。
生活の質は向上させようと思えばいくらでも出来てしまいますし、落とす局面となった時はそう簡単に落とせるものでは有りません。
資産はその逆で一度上がり始めると目減りするのが怖くなっていくので、かえって目減りしない様に人間何かしら努力や対策を講じるものです。
Teslaの製品は素晴らしいと思いますし、ゆとりが有るのなら是非我が物にしてみたいです。
ですが、今はTeslaの将来上がるかもしれない株をコツコツ買増し続けるほうが、上記の図式通り今後も伸び続けるとした場合、スマートだと思いますね。