こんにちは、タケヨーです。
投資を行うにあたって、結果論で何事も考えてしまえばこんなにも簡単なことは有りません。
ですが、結果どうなる可能性が高いか?を少しでも見据えて取り組まないと、継続は中々難しいのも事実です。
今回は、消費することと投資することで得られる結果について考えていきたいと思います。
イメージしやすいアップルを例に考えてみる
先ず、消費と投資においてお互いの比較対象を掲げないと始まりませんので、比較対象を定めます。
消費側は初代iPodで、投資側はその初代iPodが発売された頃の1株当たりの株価です。
そうです、これです。
懐かしいですね。
白黒画面で、真ん中のホイールがクルクル回るタイプでした。
値段は日本円で発売小売価格¥47,800だったようです。
日本円では比較しづらいので、ドル換算させてもらいます。
米ドルでは$399が発売時の希望小売価格でした。
続いて投資側の比較対象=アップルの当時の株価です。
株価は1株当たり=$0.33程度でした。
これを仮に$399分の株数だけ保有したと計算しましょう。
すると、単純に$399÷$0.33=1,209株です。
これが2001/10/23の頃と基準付けしましょう。
2020/12/12にどうなったか?
結果、どうなったでしょうか?
見ていきましょう。
初代iPodを未だに使用し続けている…といった猛者の方は恐らく殆どいないと思います。
既に多くの方がiPhoneやiMusic(サブスクリプションサービス)へ移行していると考えます。
ですので、初代iPodの価値は「中古市場でどれだけの値が付いているか」によるものだと思います。
現在の初代iPodは中古市場で物凄く程度が良いモノで、$177=¥18,000程度と言われえています。
反対に株価はどうなったでしょうか…
$170,000 overです!!
同銘柄はこれまで株式分割を複数回行っているので、ざっくりとした金額で算出しています。
そうです、アップルは5回株式分割を行っています。
2001年→2020年まで売らずに持ち続けていたと仮定した場合、$399→$174,000 overへ価値が上がった計算となります。
反対に初代iPodは$399→$177…
およそ半減ですね。
消費行動よりも投資行動
今回取り上げた例は物凄く極端ですが、「消費行動を行うよりも投資行動を行いましょう」ということをお伝えしたかったのです。
消費=必ずしも悪では有りませんが、消費すべきものが何なのか?それは的確な消費か?常に考えながら消費することで、本当に必要な物は何なのかを考えられます。
消費は読んで字の如く、「消す」です。
投資は真逆で、「投じる」ですので、タダでは消えないということでしょうか。
消費者目線で生活することは大いに結構なことですが、1日の中で少しの時間でも投資家目線で自身の関心が有ることへ向き合ってみるのも面白いかも知れませんよ。
- 消費者だけではなく、投資家目線でも物事を捉えてみましょう!