こんにちは、タケヨーです。
世界経済の減速、アメリカ経済のリセッションが叫ばれて久しい昨今ですが、下半期の株価推移はどうなるでしょう?
気になりますね。
FOMCの判断による影響は有るのか?考察してみました。
そもそもFOMCって何よ?って人はコチラを御覧下さい。
本題へ向かう前に、そもそもFOMCって何よ?という方は下記を御覧ください。
アメリカ株投資を志し、向き合う上で必ず出てくる用語です。
FOMCとは
Federal Open Market Committee(連邦公開市場委員会)の略で、アメリカの金融政策を決定する会合のことを略称で言います。
日本の場合、「日銀金融政策決定会合」で金融政策を決定しています。
アメリカではそれに該当する機関がFOMCとなります。
FOMCにおいて特に目立った業務内容を言えば、政策金利の利上げ・利下げ判断を行っている事でしょう。
マーケットに与える影響、未来の株価推移・展望を予想する上で根幹の指標とも言えます。
FOMCの判断次第で、直近3ヶ月〜下手をすれば向こう数年先までの株価推移にも多大な影響を与えかねない程注視されております。
次のFOMCによる政策金利決定の日は?
直近で次回のFOMCによる金利決定の日は、2019年7月31日(水)となります。
注目の比率についてですが、大方の予想では『現在よりも0.25%利下げ』が濃厚と言われております。
ですが、私達投資家が知りたいのは『利下げの影響を受けて株価はどう推移するのか』が知りたい訳です。
更に簡略化して言えば『株価は上がるのか下がるのか』という事ですね。
株価推移について考える
我々個人投資家が本当に知りたい事は「FOMCが利下げ」する事よりも『株価がどう推移する傾向に有るのか』という事です。
勿論FOMCの利率水準決定が注視しなければならないニュースなのは、周知の通りですが。
では過去の結果から考察してみましょう。
まず大前提として、未来の株価推移は誰にも予測出来ないという事です。
では我々投資家はどうやって未来の株価推移を予測するか…
答えは簡単、『過去の推移結果から判断する』という事です。
今回の利下げについて、過去の対処結果は下記通りです。
- 1971年以降で、景気後退前の利下げ回数:6回
- 1971年以降で、景気後退後の利下げ回数:5回
では、次に最初の利下げ後のS&P500における平均リターンを見てみましょう。
Xヶ月 | 景気後退前 | 景気後退後 |
---|---|---|
3ヶ月後 | +9.5% | -8.3% |
6ヶ月後 | +12.8% | -5.3% |
9ヶ月後 | +15.9% | -3.6% |
12ヶ月後 | +19.3% | -2.0% |
※データ引用元:モーニングサテライト(7/24)
景気後退前だと、過去の結果から全面的にプラスへ転じている事がデータで証明されています。
では、今回(7月末)時点では景気後退前と後のどちらでしょう?
答えは『景気後退前』です。
世界経済の停滞・アメリカ市場のリセッションが叫ばれて久しいと冒頭で記述しました。
ですが、未だ上記のイベントは訪れませんね。
つまり、現状は『景気後退前』と位置づけ出来ます。
結論を導く
ここまでの状況を鑑みた場合、『8月以降も株価は堅実に推移する可能性が高い』と結論付ける事が出来ます。
今回S&P500を基準にして推移を導き出しました。
ここでS&P500のポイント推移を見てみましょう。
既知の通り、3,000ポイントを超え、最高値を更新し続けています。
ついでにNYダウの株価推移指数も見ておきましょう。
S&P500同様、NYダウも最高値を更新し続けています。
投資に絶対はあり得ませんが、以上の理由から『8月以降も株価は堅調に推移する』と位置づけ出来ます。
但し、冒頭でも申し上げた通り、リセッションや地政学的リスクについてはいつ何時発生するかは予測出来ません。
故に継続して市場と向き合うと同時に、株価推移を注視しておくのは必須項目とも言えるでしょう。